包囲された横浜基地|keyframe card

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横浜基地の監視のため帝国軍の戦術機が横浜基地の周りに展開されていた

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所有しているカード

二週間後に朝鮮半島の甲20号目標の攻略作戦が発動されることが告げられる

式典後の半日休暇を利用して、久しぶりに姉達と会う約束をしていた。まずは三女のまりかと合流

日本武道館で開催された甲21号作戦での戦没者の慰霊式典に、幸運にも生還した伊隅あきら少尉も参列していた

この追悼式に、あきらの同僚達を始め、誰の遺体は無かった。全ては“G弾の爆発”によって佐渡島ごと消滅したのだ

「涼宮。貴様の存在が部隊に与える安心感はとても大きい。部隊を…頼む」

「右舷高角砲全損、砲員全滅！」「第三砲塔被弾、損害無し！」「艦尾飛行甲板火災発生！」「機関異常無し！」

いつもの冗談めかした二人の会話もこれで最期。どうせ堕ちるは地獄の最下層。先に逝って閻魔や鬼共を蹴散らしておきましょう

伊隅大尉は凄乃皇に残り、柏木少尉は戦死。今日だけで何百人も死んだ。彼女らもそちら側になっただけのこと

みちるとの別れの時が来た。まだこの後に他の隊員達が順番を待っているのだ

「困難な任務ばかりであったが、今日までよく耐え、私に付いてきてくれた。貴様達は最高の衛士であり、私の誇りだ」

凄乃皇爆破の影響が収まり次第、武が戦術機で横浜基地まで00ユニットを移送。佐渡島ハイヴが消失することで空路が使える

「ともすれば凡庸に終わったであろう私の人生に、特別な意味と価値を与えていただきました」