父の写真|keyframe card

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イルマ少尉はペンダントを握り締め、遠い異国の地で亡き父や家族を想い涙していた

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所有しているカード

理由を話すにしても、「向こうの世界」のことを話しても純夏にはわからないだろう。断っても食い下がる純夏

純夏は面会謝絶で今は眠っている。大手術によって命は取り留めた模様

夕呼が鑑家を訪れた目的は、海外にいる純夏の両親に代わって入院に必要なものを回収するためだった

日記の一つを手に取る武。純夏が日記を毎日つけていたのは知っていたが、読むのはこれが初めてだった

武に関する情報が記憶から抜けてしまった者は、武が誰なのか認識できなくなる

夕呼の推測を聞いて、あの公園で純夏が言いかけたのはこの日記のことだったのだとようやく気付いた武

「昨日、電話したんだよ…」純夏がそう声をかけてきて始まった昨日、武の誕生日のことも日記に書かれていた

私は絶対にタケルちゃんを忘れるもんか！私がひとりぼっちになんかさせないんだから。ずーっと私はタケルちゃんと一緒だよ！

武の願いを聞き届けた夕呼は、先に病院への届け物を済ませてしまおうと出ていく

武の言葉に傷つけられた純夏。それでも彼を想う気持ちに変わりはない

目の前でまりもを殺され、怖くなって逃げてきたら「こっちの世界」でも彼女は殺されてしまった

武と出かけることを色々と想像した結果、冥夜は武に関する記憶を失った。愕然とする武に、本当の最悪はこれからだと言う夕呼