迷い|keyframe card

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トリアゾラムの投与を再度命じられた武はためらいながら注射針を押し出すが、月詠中尉に止められる

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理由を話すにしても、「向こうの世界」のことを話しても純夏にはわからないだろう。断っても食い下がる純夏

決して諦めず想ってくれることへの喜び。純夏を守るためには拒絶するしかない悲しみ。今すぐ振り返りたい衝動に駆られる武

武に関する情報が記憶から抜けてしまった者は、武が誰なのか認識できなくなる

武と出かけることを色々と想像した結果、冥夜は武に関する記憶を失った。愕然とする武に、本当の最悪はこれからだと言う夕呼

純夏に駆け寄ろうと飛び出すも止められる。大切なものが壊れていく

誰よりも大切な純夏までも世界は奪っていく。どれほど罰を受ければ許されるのだろうか…

夕呼の推測を聞いて、あの公園で純夏が言いかけたのはこの日記のことだったのだとようやく気付いた武

「昨日、電話したんだよ…」純夏がそう声をかけてきて始まった昨日、武の誕生日のことも日記に書かれていた

純夏はきっと辛かっただろう。決して忘れてはならないものを忘れていることに、日記を読んで補う度に気付かされるのだから…

純夏の想いをさらに拒絶する武。そうしなければ、純夏を守れないから…

周囲の人々から記憶が失われても、また関係を築いていけばいいと楽観的なことを言う武を、夕呼は即座に否定した

落下した鉄骨が僅かでもずれていたら、純夏は即死だったという。