死の舞踏|keyframe card

5/50

憎悪と殺意のみが彼を動かす。敵は不死身の怪物。狂気の舞は熱く激しく。「地球から出ていけッ！人間を――返せぇぇぇッ！！」

Default

Front

Back

X

Y

所有しているカード

事件のことを話す武は、とかく自分がまりもの死の原因であるように語る。それに危うさを感じた冥夜は武の心を救いたいと焦る

白銀家の朝の食卓。テレビから流れるニュースは、昨晩市内で起きた殺人事件を伝えていた

マスコミに囲まれる白陵柊。動揺の走る校内。物理準備室の主は事態の真相を察知していた

まりもの死は健やかな眠りを許してはくれない。重なる死の記憶が武を苛む

向こうの世界の人間の記憶と武自身の意志のみが武の実体化を繋ぎ止める。それらが揺らいだ時、武の存在は消滅するかもしれない

教室を抜け出した武は屋上に来ていた。また誰かが自分のせいで死んでしまうかもしれない恐怖に身を竦める

友軍撤退を援護し続けた連合艦隊第二戦隊が真野湾から離脱。甚大な被害を被るも生還を果たした

あらゆる物質を原子レベルで粉砕し、虚空の彼方へ消し飛ばす闇とも光ともつかないモノが広がる。この地球を喰らい尽くすかの如く

このままでは佐渡島ハイヴは残り、 BETAは本土へ向かう。それを避けるためにムアコック・レヒテ機関を直ちに起動させる

「長いようで短かった2年でした。副司令の下、人類の未来に貢献するという、栄誉ある任務に従事させて戴いたことに感謝します」

あとはムアコック・レヒテ機関の臨界点突破を待つだけとなり、外の様子に目を向けると、ごく近傍に部下の亡骸がまだ残っていた

命を諦めず、ただ前を向いて進む。未来を護り、己も守る。その希望は敢え無く溶けて消えていった