伊隅ヴァルキリーズB小隊|keyframe card

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中央の19体を殲滅せんと突撃する、速瀬中尉以下B小隊の4人。先陣を切る突撃級を立体機動で躱しつつ的確な攻撃を見舞う

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大破した吹雪の前に座り込み微動だにしない武。彼は絶望的な状況から救出されていたのだった

演習参加の各小隊には、武が新OSの考案者であり、A207小隊は開発部隊であると通達されている

もはや誰の声も耳に届いてはいない。ペイント弾装備の突撃砲を引っ提げてBETAに吶喊する武機

訓練小隊の解隊式の後、横浜基地司令部直轄の特殊部隊A-01へ配属となることを夕呼から通達される武

A-01部隊への配属は翌日の演習終了後からと言う夕呼。何の演習なのかは明かさなかった

憎悪と殺意のみが彼を動かす。敵は不死身の怪物。狂気の舞は熱く激しく。「地球から出ていけッ！人間を――返せぇぇぇッ！！」

新OSの発案者は本当に武なのかと訊ねるベテラン達。演習中の情報交換は禁止されていると生真面目に返す武を茶化す

まだこんなところでは死ねないと焦る武。機体は操作に反応せず、動力も落ち、コクピットは漆黒に染まった

この催眠暗示の効果は、本人の意思に関係なく強制的に心を落ち着かせるというもの。先ほどまで感じていた恐怖が消えていく

思った以上に苦戦した、どうせならもっと圧勝したかったと軽口を叩く武。そんな武をすごいと褒める美琴

新OSはこの先の戦局を一変させるかもしれないと、成果を実感する武達。そこにベテラン衛士の一人が尋ねてきた

そこには只々死の恐怖に怯える、一人の青年がいるだけだった。