別れ：御剣冥夜少尉２|keyframe card

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「だが、私は私でいいと気付いて、やっと心から姉に向き合えるようになったんだ。達者でやれ」

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美濃に続き、加賀も信濃も被害甚大なるも機関も主砲も全力発揮可能。ならば戦いはここからが本番。一切の憂いなし

「涼宮。貴様の存在が部隊に与える安心感はとても大きい。部隊を…頼む」

「部隊の指揮は任せる。よろしく頼むぞ。部下をしごくのもほどほどにな」

10日足らずで純夏に人間らしさが戻った。武にしかできない、人類勝利のための大成果。人類の勝利はもう絵空事ではなくなった

自分みたいな半端な衛士があの地獄の佐渡島を生き残って、姉が戦場ですらない所で死ななければならないのか。現実は残酷過ぎて…

「人を思いやり、和を重んじる貴様は立派だと思う。だが、注目されると委縮してしまう。少し我儘を言うくらいがちょうどいい」

「死を選ぶのであれば、一つの生命をより多くのメリットに昇華させるべきだ」「貴様はまるで、抜き身の刀だ…」

伊隅大尉が褒めてくれた曲。クロイツェルソナタ。作曲家はラフマニノフだと知ったかぶり炸裂の速瀬中尉に、秒でツッコむ宗像中尉

自分みたいな半端な衛士があの地獄の佐渡島を生き残って、姉が戦場ですらない所で死ななければならないのか。現実は残酷過ぎて…

恋敵は姉妹達。長姉は内務省勤務、想い人と妹達は帝国陸軍の戦術機乗り。末妹も「甲２１号作戦」に参加していた

人として、軍人として、BETAとの実戦に意気込む彩峰。皆といられるのはこれが最後かもしれないという美琴の言葉もまた現実

斯衛軍も「甲21号作戦」に参加する。出立の準備を整えよと命じる斑鳩公。月詠達は彼の部隊に配属されていた