二品の理由|keyframe card

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定食二品を食べろと言う京塚軍曹にたじろぐ武。その二品は伊隅大尉と柏木少尉のお気に入りメニューだった

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コード991の警報が鳴り響く。もの凄い数の新たなBETA群が地中から凄乃皇擱座地点に迫り来ていた

武が持つ優しさ、甘さはみちるが出会った誰もが持っていなかった。なのに衛士としての才能は群を抜く

夕呼の撤退指示を受け、現状を把握すべく作戦最優先事項の状況を聞く伊隅大尉。武達は依然として真野湾手前で足止め中

あとはムアコック・レヒテ機関の臨界点突破を待つだけとなり、外の様子に目を向けると、ごく近傍に部下の亡骸がまだ残っていた

特殊任務を預かるA-01部隊の指揮官としてやらねばならないことがある

凄乃皇爆破の影響が収まり次第、武が戦術機で横浜基地まで00ユニットを移送。佐渡島ハイヴが消失することで空路が使える

このままでは佐渡島ハイヴは残り、 BETAは本土へ向かう。それを避けるためにムアコック・レヒテ機関を直ちに起動させる

「涼宮。貴様の存在が部隊に与える安心感はとても大きい。部隊を…頼む」

退路維持中の第九九九懲罰大隊に伊隅大尉を救助させる対処を提案する小沢提督。それを遮る伊隅大尉

「私亡き後も、人類の勝利とオルタネイティヴⅣ完遂に向け、これまで以上に精励してくれることと確信する」

晴子もまりもも、自分が大切に想うもののために生きて、己の使命を全うして、その生き様が残された我々に多くのものを残したのだ

00ユニットが武の恋人であることを確信したのは武が「スミカ」と00ユニットを呼んだ時。その名前を昨夜聞いていたのだから