死亡原因|keyframe card

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死亡告知書には、みちるが訓練中の事故が死亡原因と記載されていた

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死にたくなかった。でも何もできなかった。失禁しながら泣き喚くだけのただの臆病者だったと己を卑下する武

実弾無しで戦い続ける武機。その大立ち回りは多くのBETAを引き付け陽動になっていたが、ついに痛恨の一撃を喰らってしまう

普通は何も出来ずに負かされるはずのエース達を訓練兵上がりの自分らが圧倒したことで、さらに好成績を求めずにはいられない武

秘匿回線で流されるくぐもった声が、頭の奥底まで強制的に響く。全ての衛士が次善に処置されている後催眠暗示の発動トリガーだ

午後の演習が開始された。午前とは編成を変え、武の小隊は千鶴と冥夜とで参加していた

集合した“元207B”の仲間達。泣いてお別れしたのにと気恥ずかしさを感じるなか、演習の説明役も“元担当教官”だった

憎悪と殺意のみが彼を動かす。敵は不死身の怪物。狂気の舞は熱く激しく。「地球から出ていけッ！人間を――返せぇぇぇッ！！」

追ってくる１機は冥夜機が引き付け、姿の見えない1機は武機が警戒、千鶴は睨み合う１機を抑えつつ連携可能な位置に移動する

そこには只々死の恐怖に怯える、一人の青年がいるだけだった。

演習エリアの反対側で突如爆炎が上がり、異変を感じた武達は移動を止めた

赤く光るCode991。鳴り響く警報音。ここにいるはずのないBETAの群れが、次々と地中から這い出てきていた

新任の頃、まりもも根拠の無い自信を持っていた。しかしそれは同期全員の死という惨憺たる結果を招いてしまった。