佐渡島消滅|keyframe card

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凄乃皇・弐型のムアコック・レヒテ機関の超臨界反応によって、その範囲内の物質はほぼ消滅した

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そこには只々死の恐怖に怯える、一人の青年がいるだけだった。

議論の時間は無い、光線属種が出てくる前に行けと言われてもなお食い下がる武。見かねた冥夜たちも止めにかかる

自身へも苛立つ武。暗示や薬の世話になって、小間使いみたいなことやらされ、オレはこの程度ではないのだと

失敗してすぐは自分を許せなくてもいい。笑って話せるようになる頃には、失ったものもまた見つかっているはずだから。

新OSはこの先の戦局を一変させるかもしれないと、成果を実感する武達。そこにベテラン衛士の一人が尋ねてきた

訓練小隊の解隊式の後、横浜基地司令部直轄の特殊部隊A-01へ配属となることを夕呼から通達される武

武機の動きを見逃しはしない熟練衛士。回り込んでの側面攻撃をあっさりと躱し、追撃を振り切る

午前の演習結果は、武の小隊がA評価、他の新OSを搭載した小隊はB評価だった。夕呼の思惑通りに運んでいることを静かに喜ぶ武

F-15編成の部隊も実弾無しでは抵抗できず、BETAの群れに沈んだ。余りに呆気無く墜ちていく様に震える武

帰ってきて初めに意識したことを尋ねる夕呼。「この世界」に逃げてきた直接のトリガーはまりもだった。意志が因果に影響を…？

明日、一緒にどこかへ出かけないかと誘う冥夜。彼女もまた翌日12月16日を重視していた

涙が堰を切ったかの如く溢れ出す。伝えられなかった感謝も、死なせてしまった後悔も、何もかもを綯交ぜにして