ゲート前|keyframe card

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入口ゲートは閉ざされている。終業後なのだから当然ではあるが

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所有しているカード

闇に沈む部屋に響く音。今の武には来訪者が戸を叩く音すら恐ろしい

尋問を終えた武は、薬剤の影響によって己の足で立ち上がることもできず、衛生兵に自室へと運ばれていった

才有る者には皆期待する、期待された者はその信頼に応える責任と義務があると語る冥夜。武の心はさらにささくれ立つ

武が来たことで「この世界」のまりもが死んだ。見捨てて逃げてきたことへの罰だとでもいうのか…

まりも以外に死んでいないか問う夕呼。「向こう」で死んだ情報が無ければ、武が原因で「こっち」で死ぬことは無い

誰と会っていたかだって…？まりもちゃんとだよ…。まりもちゃんがまりもちゃんじゃなくなったんだ…

明日、一緒にどこかへ出かけないかと誘う冥夜。彼女もまた翌日12月16日を重視していた

最も気がかりなのは武が辛そうなこと。どうすれば彼に元気になってもらえるのか。難局に思わず息が漏れる

夕呼に頼り切りなことを指摘される武。死を振り撒く存在を前に恐怖を感じない超人とでも思っているのではないかと

マスコミに囲まれる白陵柊。動揺の走る校内。物理準備室の主は事態の真相を察知していた

言われてしまえば己の見苦しさを否定できず、論点の摩り替えに走り恥の上塗りをする武。まりもは友達だったのではないかと

まりもの死の悲しみに暮れる純夏。毎日欠かさず付けている日記が手に付かないほどに、ただ泣くことしかできなかった