ヴァルキリーズ出撃|keyframe card

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エコー艦隊全艦載機に発進が下命され、伊隅大尉機を先頭に出撃するヴァルキリーズ。其れ戦場を翔ける疾風が如く

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死が降りかからなくとも、武と接することで武の記憶は奪われてしまう。だからオレから離れろと純夏を再度突き放す

武の背負った呪いにもはや普通の理屈は通用しない。純夏の記憶もいずれ消えて無くなるのだと諦めを隠さない

拒絶しても純夏は尚も食い下がる。武は真意とは真逆の言葉を放たざるを得なかった

理由を話すにしても、「向こうの世界」のことを話しても純夏にはわからないだろう。断っても食い下がる純夏

決して諦めず想ってくれることへの喜び。純夏を守るためには拒絶するしかない悲しみ。今すぐ振り返りたい衝動に駆られる武

夕呼が鑑家を訪れた目的は、海外にいる純夏の両親に代わって入院に必要なものを回収するためだった

全てを隠密裏に済ませることはできなかった。夕呼はこの後捕まってしまうだろう。それでも武の決意は揺らがない。泣くのは最後だ

死んでいった者に報いる方法は、生き残った者がその経験を活かすしかない。それをわかっているから仲間の死を受け止められる

武の一週間の不在期間は書類上、夕呼の命により最前線で危険な極秘任務に就いていたことにされていた

同期達は特に心配している。だからこそ何事もなく振舞うのが衛士の流儀だと鼓舞する水月の言葉を、武は心の奥深くに刻んだ

久しぶりのPX。京塚のおばちゃんはいつも元気を分けてくれる。漸く待ち人が現れ、気もそぞろな少女達

「向こうの世界」の夕呼はこの状況も想定済みだった。「数式」を依頼した際に渡した資料に全て書かれていたのだ