挺身の果てに|keyframe card

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悠陽の身を案じて身代わりを務めた。荒む武の慰めになればとその身を差し出した。報われぬ挺身のあまりの悲劇さに震える武

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歩く屍と見紛うばかりに心が砕け散った武は、元の世界へ帰るためのピースを求め、辿り着いたのは彼女がいるこの場所

平和な世界に苛立つ自分を落ち着けるべく踵を返したその矢先、誰かにぶつかった。”向こう”で失ってしまったあの人に

「向こうの世界」で武はまりもの死に深く関わった。その因果情報が「この世界」のまりもにもその因果が働いてしまったのだ

まりもの死はそんなにも軽いものだったのかと、失意の奥底に沈んだ武に告げられたのは「用済み」の一言だった

帰ってきて初めに意識したことを尋ねる夕呼。「この世界」に逃げてきた直接のトリガーはまりもだった。意志が因果に影響を…？

白銀家の朝の食卓。テレビから流れるニュースは、昨晩市内で起きた殺人事件を伝えていた

まりもの死の悲しみに暮れる純夏。毎日欠かさず付けている日記が手に付かないほどに、ただ泣くことしかできなかった

泣きたいだけ泣けてようやく神宮司軍曹の死を悲しむことができた。話を聞いてもらってやっと心が落ち着いた。

武は自分で強くなってまりもの死を乗り越えるしかない。そうエールを送って夕呼は去っていった

逃げなければこっちのまりもは死ななかったかもしれない。だけど好きで逃げたんじゃないと空に吼えた声は風に消えた

後ろ髪を引かれつつも、やれるのは普段通りに接することのみと去ってゆく仲間達。神宮司“教官”には彼に伝えるべき言葉があった

戦力分散を避けるため全隊で格納庫へ戻ろうと提案する武。誰かがここを護らなければならないと退けられる