砲撃準備最終段階|keyframe card

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ムアコック・レヒテ型抗重力機関が生み出す膨大な余剰電力により、水素粒子が加速・収束がされていく。発射まで間もなく

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部下がまた殉職してしまったことを悔やむ伊隅大尉。己が果たすべきことが定まった

甚大な損害を被りながらも、レーザーの間隙を縫って重光線級をまた一体仕留めた

柏木少尉は乗機を伊隅大尉の不知火に替え、跳躍ユニットに被弾した自機を自動操縦モードで従えていた

もう一つの良い報せがある。帝国陸軍第133連隊所属、伊隅あきら少尉は生還。負傷無し。また一つ心配事が消え、胸を撫で下ろす

艦隊は戦闘能力を保てている。あと5分持ち堪えられれば作戦は達せられる。全力攻撃を重ねて下命する安倍艦長

「右舷高角砲全損、砲員全滅！」「第三砲塔被弾、損害無し！」「艦尾飛行甲板火災発生！」「機関異常無し！」

伊隅大尉の犠牲は、人間の命だけではなくオルタネイティヴⅣをも守る。甲21号作戦の失敗は夕呼達を窮地に立たせていたはず

佐渡島にはどれほどのBETAがいるのか畏怖する小沢提督。凄乃皇にBETA群が到達したことを報告するピアティフ中尉

夕呼の待つ通信室にて、00ユニットをメンテナンス装置に接続したことを報告する武。軽く労う夕呼

「涼宮。貴様の存在が部隊に与える安心感はとても大きい。部隊を…頼む」

退路維持中の第九九九懲罰大隊に伊隅大尉を救助させる対処を提案する小沢提督。それを遮る伊隅大尉

このままでは佐渡島ハイヴは残り、 BETAは本土へ向かう。それを避けるためにムアコック・レヒテ機関を直ちに起動させる