撤退指示|keyframe card

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凄乃皇の自動操縦プログラム再起動は未だ成らず。更に敵が増援されたことを鑑み、夕呼は伊隅大尉に撤退指示を出す

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佐渡が近づく。あの日失われたものを取り戻しに来たのだ

「縦坑（シャフト）」の無い座標を上に進むBETAの群れ。そんなことは過去に例が無かったため激しく狼狽せざるを得ない

光線属種が作戦開始以降、上陸した部隊を攻撃していなかった。おそらく凄乃皇に狙いを絞り、レーザー照射を温存していると予測

預けられてからずっと見守ってきた。全てを失ったこの地で気負っていないか気がかりではあったが、取り越し苦労だったと安堵する

作戦参加全艦艇による支援砲撃は70％が光線属種によって撃墜され、侵攻の足は止まらない。光線級が100体以上存在する模様

峡谷状の地形が残っていてかつハイヴに向かって開けていること。それが凄乃皇の砲撃開始地点としても伊隅中隊にとっても好都合

初めは片想いの彼に会い続けるためだったけれど、実戦を重ねる度に仲間を死なせないために戦うようになっていった

神宮司教官の教練の日々。佐渡陥落を生き延びてここへ来た咲良を任された日。部下達との日々。みちるの大切な思い出達

戦術機母艦に戦術機と補給用コンテナが積み込まれていく

作戦参加艦艇が次々に出航していく。静かな中に闘志を秘めて

人として、軍人として、BETAとの実戦に意気込む彩峰。皆といられるのはこれが最後かもしれないという美琴の言葉もまた現実

この作戦は新兵器のテストのために計画された。作戦に参加する部隊は全て新型兵器の護衛と言っても過言ではない